今回の査定でお持ち込みいただいたのは、ブレスレットが2点とルビー付きのリング。こういう組み合わせ、実は査定側としてはちょっとテンションが上がるパターンです。というのも、アクセサリーは一見シンプルでも素材や作りに意外な発見があることが多いからです。

特に今回のポイントになったのが、チェーン型ブレスレットの刻印。お客様から最初に「刻印がよく分からなくて…もしかしたらメッキかもしれないんですけど」とご申告をいただいていました。アクセサリーの刻印って、小さかったり摩耗していたり、そもそも独特なフォントだったりで、ぱっと見では判断が難しいことも珍しくありません。金製品の世界では「K18」「K14」あたりは比較的見慣れていますが、それ以外の刻印になると急に読みにくくなることも多いんです。
そこで、いつものようにルーペや検査機材を使いながらじっくり確認。チェーンのコマのつなぎ目や留め具付近など、刻印が入りやすいポイントをチェックしていきます。すると、やはりありました。やや摩耗して読み取りづらい状態でしたが、確認できたのは「K22」の刻印。つまり、22金です。
22金は純金にかなり近い高品位の金で、ジュエリーとしては東南アジアや中東系のアクセサリーなどでもよく見られる素材です。日本国内ではK18が主流なので、K22のアクセサリーは意外と「刻印が読めない=メッキかも?」と誤解されるケースも少なくありません。今回もまさにそんなパターンでした。
結果をお伝えすると、お客様も「メッキじゃなかったんですね」とかなり安心されたご様子。実際、メッキだと思っていたものがしっかり金製品だったと分かる瞬間は、お客様にとってもちょっとしたサプライズです。もちろん素材がK22ということで、査定額もしっかりとした金額をご提示することができました。
ブレスレット2点に加え、ルビーのリングもあわせて査定。ルビーはサイズ感や状態、石の色味などを確認しながら評価していきます。宝石は「石そのもの」と「枠の素材」の両方を見ていく必要があるので、ジュエリー査定は地味にチェック項目が多い分野です。そうやって細かく見ていくと、思っていた以上に価値が出るケースもあれば、逆にデザインが古くても素材価値がしっかりしている、なんてこともあります。
最終的にご提示した査定額には、お客様も大変喜んでくださり、こちらとしても「しっかり調べて良かった」と感じる瞬間でした。査定員としては、こういう“見た目だけでは分からない価値”をきちんと見つけられた時が一番やりがいを感じるところです。
ちなみに、当店では今回のように「刻印がよく分からない」「金かどうか自信がない」といったお品物でも、その場でしっかり確認を行います。目の前で素材を調べ、状態をチェックし、相場を踏まえたうえで適正な価格をご提示するスタイルです。
また、よくご質問をいただくのが「あとから手数料が引かれるんじゃないか」という点ですが、ご安心ください。当店ではご提示した金額から、さらに手数料を差し引くようなことは一切ありません。査定額はそのままお渡しする金額です。
もちろん、仮にメッキのお品物だった場合でもお買取り自体は可能です。ただ、やはり金製品であれば価値は大きく変わってきます。「これって金なのかな?」「昔買ったアクセサリーだけどよく分からない」そんなお品物こそ、意外な発見があることも多いジャンルです。
引き出しの奥で眠っているアクセサリーや、素材が分からないジュエリーなどがあれば、ぜひ気軽にお持ち込みください。お試し感覚の査定でも大歓迎です。思っていたよりマニアックな結果が出るかもしれません。

