ダイヤモンドのトップを3点、査定・買取させていただきました。今回お持ち込みいただいたのは K18、K18&Pt900、Pt900 の地金を使用したペンダントトップ。それぞれにしっかりと特徴があり、査定をしていてもなかなか楽しい内容でした。どれもダイヤのクオリティが高く、いわゆる“石付きジュエリーは地金だけ”という査定にはならない、しっかり評価できるお品物でした。
ジュエリー査定の話になると、「ダイヤってあまり値段つかないんですよね?」と言われることが多いのですが、これは実はケースバイケース。確かに小粒のメレダイヤは単体評価が難しいこともありますが、石質が良かったり、色味に特徴があったり、製品としての完成度が高い場合は、地金価格以上の評価になることは普通にあります。今回のお品物も、まさにそのパターンでした。

まず K18のダイヤトップ。こちらは一見シンプルなデザインですが、実は使用されているのが ピンクダイヤモンド。ダイヤの中でも、いわゆるファンシーカラーに属する存在です。ピンクダイヤは産出量が非常に少なく、特にオーストラリアのアーガイル鉱山閉山以降は市場でも話題になることが増えました。もちろん色の濃さやサイズ、処理の有無などによって評価は変わりますが、カラーダイヤの中でも人気の高いカテゴリーなのは間違いありません。
今回の石も、メレサイズではありますがほんのりピンクのニュアンスがあり、照りも良好。ルーペで見ても大きく評価を落とすようなインクルージョンは少なく、輝きもしっかりしていました。こういったカラーダイヤは、通常のカラーレスダイヤとはまた違った目線で評価するポイントがあるので、査定側としてもちょっとマニアックな楽しさがあります。
続いて K18&Pt900のコンビトップ。ゴールドとプラチナを組み合わせたデザインで、ジュエリー好きの方なら見覚えがあるタイプかもしれません。こういうコンビジュエリーは、石座だけプラチナになっていることが多いのですが、これはダイヤの色味をきれいに見せるため。プラチナは白色度が高く、石の色を邪魔しないので、ダイヤをよりクリアに見せてくれるんです。こういう細かい設計を見ると、当時の職人やデザイナーの意図が見えてきてちょっと面白いところです。こちらもダイヤの照りが良く、製品としての評価になりました。
そして今回、総合的に一番高い評価になったのが Pt900のダイヤトップ。プラチナの重量感に加えて、メインのダイヤの質が非常に良かったのがポイントです。クラリティの印象が良く、光を受けた時のファイアもしっかり出るタイプ。サイズ以上に存在感があり、肉眼でも輝きの違いが分かる石でした。こういったダイヤは中古ジュエリー市場でも需要があるため、結果的に総合評価が一番高くなりました。
「ダイヤは値段がつかない」というイメージを持っている方も多いのですが、実際は 石の質・色味・サイズ・ジュエリーとしての完成度など、いくつかの要素で評価は大きく変わります。特に今回のように ピンクダイヤなどのカラーダイヤ が入っている場合は、通常のメレダイヤとはまた違った評価軸になります。
結果として今回は 3点すべてが地金価格や石単体の価格よりも高い“製品評価” となりました。こういう査定結果になると、「思っていたより全然良かった」と驚かれるお客様も多いです。
アクセサリーは使わなくなると、どうしても引き出しの中に眠りがちですが、実は価値が残っているケースも少なくありません。片方だけのピアス、チェーンが切れたネックレス、今回のようなトップだけのお品物でも大歓迎です。
「これはどうかな?」くらいの軽い気持ちでも大丈夫ですので、使っていないアクセサリーがあればぜひ一度お試し査定にお持ちください。思わぬ評価ポイントが見つかることも、ジュエリーの世界ではよくある話です。

